病棟

椎間板ヘルニアはレーザー治療で治す|生活への影響が少ない

痛みの原因の解明

看護師

画像にあらわれない原因

腰痛の中で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、圧迫骨折といった、画像診断などで原因を特定することのできるものは全体の2割もありません。8割程は原因不明とされています。ただ最近は椎間板ヘルニアのように画像にあらわれるほどの変形ではないものの、椎間板の劣化による腰痛も存在するのではないかと考えられています。また肩こりの原因などにおいても近年注目を浴びているものに筋膜という、その名の通りいわば筋肉を包む膜があります。原因不明の腰痛の中にはこの筋膜の偏りによる筋肉のこりも多くあると言われています。痛みの認識とは不思議なもので、例えば神経伝達物質であるドーパミンの不足も原因の一つと考えられているパーキンソン病という病がありますが、その患者にはドーパミンが足りないことにより痛みを過度に感じてしまうという症状もあらわれると言います。痛みを認識したり和らげたりするメカニズムの異常が腰痛をさらに悪化させているという場合もあるかもしれないわけです。このように今まで原因不明とされていた腰痛に関しても解明が進んでいます。

重要性を増す運動療法

背骨は脊椎という小さなブロックのようなものがいくつも積み重なって成り立っており、その間に軟骨でできた椎間板が衝撃を和らげるクッションとして収まっています。その骨の積み重なりにより後方にできた空間には中枢神経が通り、全身へと神経が伸びていく神経根につながっています。腰痛改善の共通の治療法として、痛みの激しい急性期以外は無理のない範囲でできるだけ体を動かすというものが主流となっています。以前は改善のためにはとにかく安静にし腰を休ませることが重要だと専門家の間でも考えられてきましたが、近年は逆効果の恐れもあるとされ2012年の腰痛の診療ガイドラインにおいても予防、改善のための運動の重要性が示されました。改善のためのストレッチも多数考案されており、激しい痛みが無ければゆっくりと腰を後ろに反らせて椎間板のバランスを正すものや、背骨に沿うように存在する筋肉や両わき腹の筋肉を鍛えて腰の負担を減らす方法などがあります。